小野寺五典元防衛相「背景をしっかり捜査することを警察に求めていきたい」安倍晋三元首相の銃撃事件に言及

[ 2022年7月17日 16:37 ]

 自民党の小野寺五典元防衛相(62)が、17日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)に出演。参院選の街頭演説中に銃撃を受けて安倍晋三元首相が死去した事件について言及した。

 小野寺氏はこの事件で殺人容疑で送検された無職の山上徹也容疑者(41)について「違和感がありました。なぜ海上自衛官の肩書きばかりが出てくるのか。実はおかしいんじゃないかと抗議もメディアの皆さんにさせていただきました」と同容疑者がかつて海上自衛隊に所属していたことから「元自衛隊員」とだけ報道されることに違和感があったとした。

 そして「もう1つおかしいなと思うのは、番組を見るとみんな、宗教の話がほぼ報道されている。それは今回の話とちょっと違うんじゃないかと思います」と指摘した。

 「まずやるべきことはこの犯罪がなぜ行われたか、なぜ防げなかったか、それからしっかり見て欲しいのは本当に背景に何もないのかということ。確かに動機として犯人は宗教の話をしてましたが、それだけであれだけのことを成し得たのか、本当に背景をしっかり捜査するということを警察に求めていきたいです」と続けた。

 安倍元首相と親交の深かった小野寺氏は「防衛大臣としてお仕えをして日本を守ることを一緒にやってきた。そういう立場ですので、今でもこの現実を中々受け止めがたいです」と突然の死に落胆。「ただ、全国の皆さんが本当に改めて安倍総理の偉大さを感じていただいてるのかなと。自民党本部に献花の列が雨の中でも切れない。そのような状況でありますので、全国民が今、残念な気持ちを持ってるんだと思います」と追悼した。

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2022年7月17日のニュース