中学生棋士・仲邑菫二段、初のタイトル獲得ならず 扇興杯女流最強戦の決勝で牛栄子四段に敗れる

[ 2022年7月17日 18:58 ]

初タイトルを逃し準優勝の賞状を手にした仲邑菫二段
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 囲碁の中学生棋士、仲邑菫二段(13)が17日、滋賀県東近江市で打たれた第7回扇興杯女流最強戦の決勝で牛栄子四段(23)に敗れ、初のタイトル獲得はならなかった。牛は第3回に続く決勝進出で初優勝。

 仲邑は藤沢里菜前扇興杯(23)が2014年、会津中央病院杯を制した15歳9カ月を抜く13歳4カ月での最年少タイトルが懸かっていた。扇興杯は予選を勝ち抜いた棋士ら16人が本戦トーナメントで優勝を争う。仲邑は予選から5連勝で決勝に進出。準決勝(15日)では藤沢に4度目の対戦で初白星を挙げた。

 この日は有利とされる先手の黒番で、終始主導権を握る展開に持ち込んだ。一時は優勢に持ち込んだものの、最終局面で形勢の逆転を許し、あと一歩のところでタイトル奪取はならなかった。7時間を超える戦いを終えた後は何度も首を傾げながら「本局はヨセがまずかったです」とポツリ。今後の抱負を聞かれると「今回の負けを引きずらずに次を頑張りたいです」と声をふり絞った。

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2022年7月17日のニュース