3連覇の藤井聡太棋聖、19日に20歳バースデー 歴代5冠達成者のハタチ当時の活躍は?

[ 2022年7月17日 18:59 ]

十代最終対局となった棋聖戦第4局で永瀬拓矢王座(左)と対局する藤井聡太棋聖(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第93期棋聖戦5番勝負第4局は17日、名古屋市の亀岳林・万松寺で行われ、藤井聡太棋聖(19)=王将、竜王、王位、叡王含めて5冠=が挑戦者の永瀬拓矢王座(29)を104手で下し、3勝1敗で2度目の防衛を果たした。

 これまで破竹の勢いでさまざまな最年少記録を打ち立ててきた藤井は、今月19日に20歳を迎える。タイトル戦9度で、これまで敗退はなし。前年度竜王獲得で、10代にして序列1位になった。ここで歴代5冠を獲得した大山康晴15世名人(故人)、中原誠16世名人(74)、羽生善治九段(51)の20歳当時の活躍を比べてみたい。

 大山は1943年3月13日に20歳で当時六段。戦時下のため、翌年には1年あまり陸軍に招集された。初タイトルは27歳での「九段」戦。タイトル通算獲得期数は80期。

 中原は67年9月2日に20歳で当時五段。同年度後期の棋聖戦でタイトル初挑戦もフルセットで敗退している。タイトル通算獲得期数は64期。

 羽生は90年9月27日に20歳。前年度初タイトルの竜王獲得も同年度、初防衛に失敗。棋王は獲得している。タイトル通算獲得期数は99期。

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2022年7月17日のニュース