「どうする家康」レミゼ俳優“声量オバケ”吉原光夫 大河初出演「適役(笑)」北川景子の夫・柴田勝家役

[ 2022年7月13日 12:11 ]

来年2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で柴田勝家役を演じる吉原光夫。大河出演は初となる
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 ミュージカル俳優の吉原光夫(43)が来年2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)に織田家重臣・柴田勝家役でレギュラー出演することが13日、番組公式ツイッターで発表された。大河初出演。テレビドラマへの出演も20年前期の連続テレビ小説「エール」以来、3年ぶりとなる。

 希代のストーリーテラー・古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」「コンフィデンスマンJP」などのヒット作を生んだ古沢氏は大河脚本に初挑戦。松本は大河初出演にして初主演となる。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。

 吉原が演じる柴田勝家は織田家家臣。体は熊のように大きく、声は柱を壊すほどデカい。小心者の徳川家康(松本)はいつも怖がっている。お調子者で機転が利く豊臣秀吉(ムロツヨシ)と対照的な、めっぽう強い無骨者。急進的な織田信長(岡田准一)を全身全霊で支えるが、やがて秀吉とは袂を分かつことになる。信長の妹・お市の方(北川景子)を正室に迎える。

 吉原は劇団四季出身。11年、帝国劇場開場100周年記念公演「レ・ミゼラブル」の主演(山口祐一郎、別所哲也とトリプルキャスト)に抜擢され、日本公演の歴代最年少となる32歳にして主人公ジャン・バルジャン役を演じた。

 テレビドラマ初出演となった「エール」で男気あふれる馬具職人・岩城を好演。最終回のコンサートで「イヨマンテの夜」を披露した。吉原が歌い始めると、度肝を抜かれる視聴者が続出。SNS上には「岩城さん、声量オバケ?」「テレビからの音声なのに圧を感じる歌声」「岩城さん、優勝」などの声があふれ返った。

 今回の「声は柱を壊すほどデカい」というキャラクターに「適役…でしょう(笑)。織田家に忠誠を尽くす所存」とニヤリ。初挑戦の大河にも「1年を通すドラマ、しかも一人物の生涯の作品に関わっていくことは、体調やコンディションを整えてゆくことなどで多少の緊張感もありますが、自分の日々とどう関わってゆくのか楽しみで仕方ないです」と張り切っている。

 「岡田さん演じる信長の佇まいに、これまでにも増して、敬意と忠誠を誓いました…。ムロさんは初めてお目にかかりましたが、気さくで和ませる雰囲気の反面、撮影の際にははシビアな面を見たりして、天下人な風を感じました」と共演者の印象。「家康ラインなので今後、シナリオが織田家をどう捉えてゆくのかはまだ未知ですが、柴田的には、佐久間盛政や勝政、毛受家照などの家臣や与力たちが気になります。まぁ出てこないかもですね…」と展望した。

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2022年7月13日のニュース