TBS社長 SASUKEセット試験的導入「テレビコンテンツに由来する五輪種目になれば過去にないこと」

[ 2022年7月6日 19:57 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

 TBSの定例会見が6日、東京・赤坂の同局で開かれた。夏季五輪の近代五種の新種目候補となっている障害物レースに、同局人気番組「SASUKE~Ninja Warrior~」のセットが試験的に導入。先月トルコで行われたテスト大会で、欧州版のSASUKEのセットを提供した。

 佐々木卓社長は「SASUKEは25カ国で現地版が作られていて、160以上の国と地域で見られている。こういう実績を評価されて、国際近代五種連合の要請を受けたのだと思う。うれしく思いながらテストに協力している」と話した。

 採用されるかどうかはまだ分からない。佐々木氏は「実際に障害物レースが採用されるのか、もしそうなってもセットがどれだけ使われるか分からないし、その見通しもない」としながら、「テレビコンテンツに由来する五輪種目になれば、過去にないこと。TBSとしてもうれしい。テレビに携わる人にとっても画期的。テレビの力が世界に影響を与えられるのであれば、ものすごく光栄でうれしいなと思っています」と話した。

 SASUKEは「筋肉番付」の特番としてスタートし、その後は独立した番組として人気を博している。佐々木氏は「言語がいらない万国共通のフォーマットであることと、ゲーム性よりも努力してトレーニングした人がやっと最後に残れる。努力した人が報われる、努力しても報われない、そういった人間模様が描かれる。競争している出場者同士が応援しあうのも世界の共通言語」と番組の持つすばらしさを解説した。

続きを表示

2022年7月6日のニュース