東京感染者、3カ月ぶり8000人超 専門家予想外の増え方「今週は4000人で来週が5000人かと…」

[ 2022年7月6日 17:43 ]

東京駅前
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 日本感染症学会専門医で、東京歯科大の寺嶋毅教授が6日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にリモートで生出演し、東京都で新型コロナウイルスの感染者が8000人を超えたことについてコメントした。

 番組では、この日の感染者が8300を超え、4月14日以来、約3カ月ぶりに8000人台に増えたことを速報。定時発表で、感染者数が8341人だったことを伝えた。寺嶋氏は「ある程度増えるとは思っていましたけど、今週は4000人で来週が5000人くらいと思っていました」と、予想外の急スピードで感染が広がっていることに驚きを口にした。原因としては「ワクチンの予防効果の低下や、感染対策の緩和が原因だと思います」とし、「昨日、今日の増え方というのは、予想以上です」と強調した。

 感染力が高く、免疫逃避という特性を持つオミクロン株のBA.4、BA.5への置き換わりが、感染拡大の要因の一つといわれている。夏休みも迫っており、寺嶋氏は「対策が緩和されていますし、BA.5というのもありますので、増えていく要因が大きい時期かと思います」と懸念を示した。

 今後については「高齢者の4回目の(ワクチン接種の)時期がくる人がいますから、いかに早く進むかが、病床(使用率)へ影響するのかなと思います」と見通しを示した。

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2022年7月6日のニュース