市村正親の分岐点は劇団四季退団 「忸怩たる思いがあった」決断に至った経緯を語る

[ 2022年7月6日 19:13 ]

市村正親
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 俳優市村正親(73)が6日、NHK「ニュースLIVE!ゆう5時」のコーナー「The Crossroad」に登場。人生の分岐点に、41歳で劇団四季を退団した1990年を挙げた。

 73年に劇団四季の俳優としてデビュー。88年に「オペラ座の怪人」で主演に抜てきされたが、「今まで僕が使ったことのないような声を出さなくちゃいけなかった。演出家からも『市村はそこまでのキーは出ない』と相当叩かれてました」と回想した。厳しい発声練習で周囲も納得の歌声を披露。「歌が怖くなくなった」という。

 出世作になったが、その後、劇団から主役を譲るよう求められたという。「1週間はムカムカしてましたね。複雑でした。劇団からのお達しなんで嫌とは言えないが、忸怩(じくじ)たるものがあった」と振り返った。

 市村は90年に退団を決意。「出る杭は打たれるけど、出なかったらそこで腐っていく。出て叩かれたほうが強くなれるかな」と語った。

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