高嶋ちさ子 「今でも人前に弾くのが嫌」幼少期に母に言われた手厳しい言葉「悪いことしか言わなくて」

[ 2022年6月19日 15:23 ]

高嶋ちさ子
Photo By スポニチ

 バイオリニストの高嶋ちさ子(54)が19日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。ステージに立つ本音を吐露する場面があった。

 高嶋はフジテレビの軽部真一アナウンサーと1997年に“クラシックをもっと身近に”をテーマにしたコンサート「めざかしクラシックス」をスタートさせ、今年で25周年を迎えた。この日は高嶋、軽部アナと、同コンサートに10年以上前からゲストで出演するシンガーソングライターの藤井フミヤが3人でトークをくり広げた。

 音楽との出会いについて話をする中、藤井は「子どもの頃からさんざん、クラシックは聞かされてきたでしょ?」と投げかけると、高嶋は「聞かされてきた。それがもう嫌でね」とポツリ。「うちの父親がレコード会社の人だったので、いっぱいLPがあって、聞かされて、“この曲を聞いて、どんな風景が浮かぶか”って言われるんです。音楽の授業みたいに。だけど、親が喜ぶ答えが分かってるから、“朝日が見える”とかそういう情景を言えばいいと分かっているから、それを言って、クリアしてた。“面倒くせーな、この親父”って(思っていた)」と振り返った。

 バイオリンは6歳の時から始めたという高嶋。軽部アナからの「才能を自覚したのはいつ?」という質問に、「ないないない、今だってないし」とキッパリ。「ないまま(今に至る)、他にないから」と続けた。

 「最初からあまり上手じゃなかったし、母親はピアノをすごいやっていて、すごく厳しい人だったんで、悪いことしか言わなくて、“下手な子って、出てきて、歩いただけで分かるわね!”って言うんですよ。発表会で他の子を見ても。そうすると、怖くて歩けないじゃないですか。そういうネガティブなことばっかり入って来ちゃって、だから、人前で弾くのはすごい嫌で、今でも人前に弾くのが嫌。それは母親のせい」ともらした。

続きを表示

2022年6月19日のニュース