青木理氏 “パパ活”疑惑の吉川議員の雲隠れに「前々政権あたりから強まっている永田町の悪しき前例」

[ 2022年6月19日 17:35 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ジャーナリストの青木理氏が19日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。“パパ活”疑惑で雲隠れしている吉川赳衆院議員(40)=比例東海=について言及した。

 吉川議員は18歳の女子学生に飲酒させたと週刊誌に報じられ、自民党を離党。岸田文雄首相からの電話にも出ず“雲隠れ”しているといった報道も出るなどしている。

 青木氏は、吉川氏について「説明を全くしない。見ていると、あいまいにして逃げ回っていれば、いずれみんな忘れて逃げ切れるんじゃないかみたいなね。前々政権あたりから強まっている永田町の悪(あ)しき前例っていうのがスタンダードになったんじゃないのっていう気がしちゃうんですね」と指摘。そして、「それに関して言うと、例えば森友学園であるとか、特に桜を見る会なんていうのは今回、また新たな疑惑とか新たな問題が次々にメディアで報じられているんですけれども、これについては安倍さんなんかもほとんど説明なさらない。その代わりに、どちらかと言うと、核共有だとか敵基地攻撃だとか防衛費倍増っていう話になると、ものすごく勇ましくお話しになられる」と安倍晋三元首相の姿勢も批判。そのうえで「やっぱり政治家の根本たる自らの立ち振る舞いであるとか問題点が出た時にきちんと説明する、させるっていうことを政治家の方々もやらなくちゃいけないし、メディアもきちんと求めていかないと結局、こういう吉川さんみたいな問題が起きた時に、会見もしない、説明もしない、マスメディアからも逃げ回って地元にも説明しないみたいなことがまん延しちゃう原因になったんじゃないかなということはね。皆さんどう思われているんでしょうかね。僕はあたらめてそんなことを思ったこの数日間ではあったんですけどね」と自身の見解を述べた。

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2022年6月19日のニュース