「おぼん・こぼん」おぼんが退院後初仕事 ナイツと芸人人生を振り返る

[ 2022年6月9日 15:00 ]

BS朝日の特番「ナイツの芸人ヒストリー ~笑いと涙の人生劇場~」第1回の収録に臨んだお笑いコンビ「ナイツ」と「おぼん・こぼん」
Photo By スポニチ

 腎盂(じんう)腎炎のため入院し、今月3日に退院したお笑いコンビ「おぼん・こぼん」のおぼん(73)が8日、都内で退院後初仕事に臨んだ。BS朝日で今月18日午後3時放送の特番「ナイツの芸人ヒストリー ~笑いと涙の人生劇場~」の収録にゲストとして参加。収録現場で取材に応じた。

 同番組はお笑いコンビ「ナイツ」がMCとなり、芸人たちの半生を再現VTRとトークで掘り下げる芸人バラエティーの第1弾。大成功を収めながらも芸能界を代表する“不仲コンビ”と呼ばれるまでに至った光と影の部分を映し出す。おぼんは「退院後初めてのお仕事が、今までの人生をまとめた番組。僕ら2人を取り上げてくれてありがたいし、ご縁を感じますね」とほほ笑んだ。

 入院は先月28日だったが、22日の夜から40度の高熱に苦しんでいたという。おぼんは「がんも心臓病も経験したけど、今回はかなりしんどかった。入院生活だけで4キロ痩せました」と話す。一方相方のこぼん(73)は「ずっと休めたから、4キロ太っちゃった。衣装のズボン入るかな」と苦笑い。2人でのステージ復帰は、きょう9日の東京・浅草の東洋館での寄席となる。こぼんは「でもタップダンスのキレはいいよ」と話すと、おぼんは「僕はしばらく大きな声出してないから、喉が心配だよ」などと2人で目を合わせて笑った。

 おぼんの様子を見たナイツの2人は、入院前に連絡を取り合っていたそうで、ボケの塙宣之(44)「髪が真っ白でやつれてて、無人島にいる人みたいな写真が送られてきたので心配していた」と振り返る。ツッコミの土屋伸之(43)は「その分お会いしたらエネルギーがあって、元気そうで本当によかったです」と語った。

 今回が初回放送となる同番組は、今後さまざまなベテラン芸人を取り上げてレギュラー放送入りを狙っていく。塙は「再現VTRに僕らも出てみたいし、色々工夫していきたい。“笑いと涙の人生劇場”というタイトルにふさわしいお2人でした。1時間じゃ足りないね」と言い、土屋も「デビューの時からの天才ぶりとかバブル期のエピソードとか、若い芸人さんにはない話がかなり詰まっている。見どころたっぷりです!」とアピール。居酒屋風のスタジオで、4人の軽快なトークが繰り広げられる。手元に“おしぼり”が置かれた状況で、どんなエピソードが飛び出すのか注目だ。

続きを表示

2022年6月9日のニュース