パックン 赤ちゃんポスト自粛要請の自治体に喝!「代わりに作れよ!命を助けるのは当局の責任」

[ 2022年6月9日 12:15 ]

パックンこと、パトリック・ハーラン
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 お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(51)が8日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演し、北海道に赤ちゃんポストが設置され、受け入れが始まったことについて私見を語った。

 07年に熊本県の病院に設置されたのに続く、国内2例目の赤ちゃんポストが先月10日、北海道当別町に開設された。乳児の死体遺棄など、望まない出産などが動機と見られる事件から新生児を守るため、民間の事業者が設置した。番組には事業者の「こどもSOSほっかいどう」代表の坂本志麻氏がリモートで出演。消防や警察などの一部協力は得られていることを説明した。

 一方で、北海道の鈴木直道知事は先月27日の会見で、赤ちゃんの安全面で不十分な点があるとして、事業者側に自粛を要請している。出演者からは「有意義な活動」と称賛する声や、医療機関との連係がないことから「リスクが大きい」と心配の声も。AKB48柏木由紀も「自治体って意外に協力的じゃないんだ」と驚きの声を上げた。

 パックンは「命が救えるなら、民間が動いてくれて批判することはないと思う」と話しつつ、自治体側には「自粛を要請するなら、じゃあ自治体が代わりにポストを作れよ!命を助けるのは、当局の責任じゃないか」と語気を強めて訴えた。

 パックンは事業者側にも不安点があることを率直に指摘。「坂本さんの体制は不備があるとは思いますよ。足りないと思います。危険性はあります。安心して預けてしまった赤ちゃんが命を落としてしまったら、坂本さんの責任になるかもしれません。大事な指摘をしている自治体の見解もよく分かります」と、自治体側の事情にも理解を示した。それでも、自治体が示した「自粛要請」という姿勢を疑問視。「温度管理ができていない(ならば)、“よし、じゃあ冷暖房を設置します”でいいじゃないですか?“24時間体制で医療機関との連係を助けます”とか、そういう姿勢を取っていただきたいなと思います」と、行政側の積極的な協力を期待した。

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2022年6月9日のニュース