パックン 赤ちゃんポスト自粛要請に見る少子化問題「助ける姿勢がないから起きるのかな」

[ 2022年6月9日 12:37 ]

パックンこと、パトリック・ハーラン
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 お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(51)が8日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演し、日本の少子化問題についてコメントした。

 番組では、北海道で5月に民間事業者が設置した、国内2例目の赤ちゃんポストについてトーク。北海道の鈴木直道知事は会見で、赤ちゃんの安全面で不十分な点があるとして、事業者側に自粛を要請した。これにパックンは「赤ちゃんはみんなの力で助けて、みんなの力で育てるものだと思っている」と指摘。「そういう姿勢がないから、少子化問題が起きるのかなと少し思う。もう少し前向きにやっていただきたい」と、日本の抱える少子化にも切り込んだ。

 厚労省によると、21年の出生数は81万1604人で、一昨年と比べ2万9231人減と、過去最少の数字だった。KADOKAWAの夏野剛社長も少子化について、「国が滅びる道を歩んでいる」と強い懸念を示し、少子化を克服した欧州各国の例を挙げて経済支援が必要と訴えた。

 一方のパックンは「養子縁組のハードルが高すぎ」と、日本の養子縁組制度に対する問題を提起した。米国で13万人が養子縁組されている現状と比較し、「8万人、施設で育っている子がいるけど、毎年数百件しか養子縁組がないみたいな。そういう現状も直していただきたい」と訴えた。

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2022年6月9日のニュース