大竹まこと 岸田政権“看板政策”に「格差が広がっている」「最初におっしゃっていたことをやって」

[ 2022年6月9日 15:19 ]

タレントの大竹まこと
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 タレントの大竹まこと(73)が9日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に生出演。7日に政府が岸田政権初となる今後の経済財政運営の指針となる「骨太の方針」と、看板政策である「新しい資本主義」の実行計画を閣議決定したことについて私見を述べた。

 「骨太」では、ウクライナ危機などを踏まえ防衛力を「5年以内に抜本的に強化する」と明記。岸田首相が打ち出した「資産所得倍増プラン」については、年末に具体策をまとめることなどを盛り込んだ。大竹は円相場が一時1ドル134円台まで円安が進んだことや、上海ロックダウンの余波、ウクライナ情勢等の影響もあるとした上で、「いずれにしても格差が広がっているじゃん?岸田さんここにきて方針がちょっと変わってきているんじゃないか?って言われているわけだよね」と指摘。「日本は資本主義でちゃんとした民主主義。民主主義っていうのは格差が広がっていくのを放っておいちゃいけないよねと、格差を是正する動きが民主的に行われるべきなんじゃないかな?というふうに、俺は思っているんだけどね」と言及した。

 「岸田さんが総理になって1番最初のおっしゃったことは金融資産課税、たくさん儲かっているところに税金をかけますよと言っていたわけで。これを広く社会に分配しましょうという意味だよね?開いていく格差を行政がしっかり調整していこうとしていたけど、ここにきてちょっとなくなってきた。最初におっしゃっていたことをやって欲しいと俺なんかは思っているんだけど」と大竹。

 新たに打ち出した「資産所得倍増プラン」には投資を促すような流れがあり、結局はより格差を広げるのではないか?との声が上がっていることについて、「そういうことに投資できる人は自由に動かせる金がある人で…。(首相が)今、言っていることは投資をしましょうというわけで(就任直後の発言と)ズレが生じてきているなと、そんなふうに感じます」とコメントした。

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2022年6月9日のニュース