迷い犬を飼い主に届けたのはヒラリー・スワンク 米ニューヨーク州で奇跡の?ハッピーエンド

[ 2022年6月9日 10:03 ]

迷子の犬を飼い主のもとへ届けたヒラリー・スワンク(AP)
Photo By AP

 米ニューヨーク州の州都オルバニー在住のチェルシー・ブラックウェルさんが飼っているダックスフンドの「ブルー(15歳)」が裏庭から逃走。ブラックウェルさんは市内を車で1時間近く「茶色の犬を見ませんでしたか?」と道行く人に尋ねながら探し続けたが、自力では見つけることができなかった。

 そのとき「自宅のポーチで見つけました」という連絡が入り、ブラックウェルさんの車の近くに別の車が到着。大勢の人がカメラを手にしてパトカーもいる状況を見てブラックウェルさんは「何か事件が起こったのかしら?」と思ったそうだが、「ブルー」を膝に上に乗せて車から現れた人物を見て驚いてしまった。

 迷い犬を発見して保護し、さらに飼い主のもとに直接届けたのは映画「ボーイズ・ドント・クライ(1999年)」と「ミリオンダラー・ベイビー(2004年)」で2度、アカデミー主演女優賞を受賞しているヒラリー・スワンク(47)。「信じられませんでした」と語ったブラックウェルさんはサインを求めたが、スワンクはサインどころか記念撮影にも応じて「ブルー」を無事に手渡した。

 「ブルー」とともに逃げたもう1匹の「レディーバグ」はブラックウェルさんの呼びかけに応じてすぐに裏庭にUターン。それでも昨年8月に母親と親せきを同時に亡くしていたブラックウェルさんにとって「ブルー」は大事な家族の一員だったようで、8日に本人が明かしたところによればかなり取り乱していたという。

 一方、スワンクはかねてから犬の保護活動を行っており、「ブルー」とブラックウェルさんにとっては“ミリオンダラー”に相当する幸運な?めぐり逢いとなったようだ。

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2022年6月9日のニュース