響・長友光弘 年収9000万円から…副業どん底で失った笑いを取り戻させたニンジンの味「甘かった」

[ 2022年6月9日 14:15 ]

「響」の長友光弘(2011年撮影)
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 お笑いコンビ「響」の長友光弘(44)が、8日配信のABEMA「2分59秒」(水曜後9・00)に出演し、コロナ禍で味わったどん底と、新たなビジネスについて語った。

 ぽっちゃり体形にセーラー服、おかっぱ頭のキャラクター「ミツコ」がブレークし、一時は年収が2000万円になったという。芸人として人気になる一方、「このままじゃ絶対にもたない。だから私、決めたんです。副業をやろう」と不安に駆られ、ラーメン店とフランチャイズ契約。地元宮崎に店をオープンした。「最高で700人入る、いいお店になったんですが、その勢いで2店舗目を作って、合計で年収が約9000万ありまして」。恐るべき商才に、スタジオからどよめきの声が上がった。

 しかし、新たな店舗をパリに出店しようと動いていたさなか、新型コロナウイルスが感染拡大。出店は取りやめになったという。本業のお笑いも大打撃。「仕事もない、お金もないということで精神的に追い込まれ、笑うことを忘れてしまいました」と、どん底の日々を振り返った。

 外出すらしなくなってしまったという長友は、「どうにか外に出る理由を作ろうと思い、畑を借りて野菜を育てることにしました」。その後も、宮崎の店舗が閉店という失意も味わいながら、試行錯誤の末、できたニンジンの味に感動したという。「ニンジンを土から抜いて土を払い、かじりました。甘かったんです。おいしかったんです。私、思いました。頑張ろうと。その時に、素直に笑えたんです」と、笑いを取り戻したことを打ち明けた。

 現在は「サブスク農業」という新たな副業を軌道に乗せるべく奮闘中という。「1区画をお客さんに貸す。月々いくらで。管理はこっちでやります。ただ、一番楽しい時、種植えと収穫はできますよと。その間、全部僕たちが面倒見ますので」。とはいえ、メーンがお笑いなのは変わらないといい、「固定給があれば、好きなだけお笑いができる」と思いを打ち明けていた。

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2022年6月9日のニュース