フジ・井上清華アナ エネルギーの源は至福のティータイム「一気にオンとオフが切り替わる」

[ 2022年6月5日 05:00 ]

世界各国のお茶を楽しむことが大好きな井上清華アナ (撮影・西川祐介)

 フジテレビの「次世代エース」と言われる井上清華アナウンサー(27)の一日は多忙だ。夜明け前に出社し、早朝から「めざましテレビ」に出演。緊張感のある生放送を終え、ホッと一息つくのもつかの間。特番の収録や翌日の準備が待っている。そんな井上アナが何よりも大切にしているのが、帰宅後に欠かさない一杯のお茶を飲む時間。エネルギーの源になっているという。

 家に帰り荷物を下ろすと、やかんを火にかける。疲れた身体をいたわるために選んだのは、紅茶をベースにハーブなどの香りをつけたフレーバーティー。ティーポットにお湯を注ぎ、茶葉がゆっくりと開くのを眺めること15分。ピンと張り詰めた緊張がほぐれ、至福の時間が始まった。

 「1日に1回は必ずお茶を飲んでいます。悲しい時には香りの良いものを。休日の朝には、目覚めるため香りが強いものを。その時々の季節や気分で茶葉を選んでいます」

 幼少期から母が茶葉からお茶を入れてくれた。「温かい飲み物と一緒に母と会話する。心も温かくなるような気がして、その時間が大好きでした」

 大学入学を機に地元の福岡を離れて上京。一人暮らしを始めると、これまで日常と隣り合わせだったお茶の時間がなくなった。そんな時に実家から送られてきた茶葉。それがきっかけとなり自分でお茶を入れる習慣が定着するようになった。

「旅行の時は各地のお茶を買います。中国茶やタイのお茶など、多い時で30種類以上のコレクションが手元にありましたね」。大きな目を見開いての“ドヤ顔”がとてもキュートだ。

 入社5年目とは思えない落ち着きと、度胸がある。今年4月に「ホンマでっか!?TV」(水曜後9・00)の進行役に就任。明石家さんま(66)の隣に立ち、百戦錬磨の芸人らにもまれる。「これまで経験したどの仕事とも違う。さんまさんの大きな器に飛び込めば良いのですが、どうしても緊張します。ひよっこの私が出ます」と初々しさをのぞかせるが、落ち着いたトークは局内で高く評価される。

 朝の看板番組「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)のメインキャスターとしても活躍する。「(起用されたばかりの)昨年はこれまで感じたことのない重みが、ズシズシとのしかかっていました。1年がたちできることも増えましたが、反省と成長の毎日です」

 だからこそお茶の時間はかけがえがないもの。「一気にオンとオフが切り替わる。“明日も頑張ろう”という気分になれるんです」

 あくまで自分で楽しむためにお茶を入れるが「他の人に飲んでもらう機会があれば、もう少し作り方にこだわるかもしれません。そのような方はいませんが。フフフ…」。いつかは家庭を持ち、アナウンサーとして第2のキャリアを思い描くこともある。それでも今は元気な笑顔と「おはようございます!」のあいさつとともに“次世代エース”への道を駆け抜ける。

 ◇井上 清華(いのうえ・せいか)1995年(平7)4月23日生まれ、福岡県出身の27歳。青山学院大文学部卒。15年の「ミス青山コンテスト」のファイナリスト。学生時代には芸能事務所に所属し日本テレビ「NEWS ZERO」でお天気キャスターを務めた。趣味は美術観賞、散歩など。特技はクラシックバレエ、水泳。血液型B。

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