チューリップ 50年前のデビュー日に記念コンサート 財津和夫「すっかりジジイバンドです」

[ 2022年6月5日 19:45 ]

50周年記念ツアーを行ったチューリップ (左から)上田雅利、姫野達也、財津和夫、宮城伸一郎
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 音楽グループ「チューリップ」が5日、東京国際フォーラムで50周年記念コンサートを開催した。この日は1972年のデビュー曲「魔法の黄色い靴」の発売日というメモリアルデー。リーダーの財津和夫(74)は「すっかりジジイバンドになってしまいましたけど、最後までお付き合いください!」と笑顔で呼び掛けた。

 前日4日と2日間合わせて1万人を動員し、ヒット曲「虹とスニーカーの頃」など全27曲を披露。さらに2014年に脳出血のため亡くなったギターの安部俊幸さん(享年64)をしのび、「思えば遠くへ来たものだ」を歌唱。ベースの宮城伸一郎(66)は「40周年のファイナルで、安部さんが“皆さんのお許しがあるのであれば、50周年を目指したい”と言っていた。本当に50周年ができて、安部さんも喜んでいると思います」と語った。

 今年4月23日からスタートした50周年記念ツアーで、全国20公演を巡る。さらに追加公演として来年7月1、2日にも同所でコンサートを開催。財津は「デビュー日にコンサートが出来るなんて感無量ですね。いつかコロナが滅亡したら、マスクを取って皆さん歌いましょう!」と話し、最後は「魔法の黄色い靴」で結ぶ。会場は温かい拍手に包まれ、メンバーも充実の表情で手を振りステージを後にした。

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2022年6月5日のニュース