綾瀬はるか 初めて「やってみたい」と思ったドラマのオーディションで「一番ひどかった」も合格の訳

[ 2022年6月5日 23:24 ]

綾瀬はるか
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 女優の綾瀬はるか(37)が5日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。対談企画「インタビュアー林修」に登場し、転機となった作品を挙げた。

 綾瀬は00年「第25回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で審査員特別賞を受賞し、1年後の16歳の時に上京した。だが、当時は「女優になりたいとは全然思っていなかった」と語り、やりたいことも見つけられていなかったという。

 そんな中、転機となった作品は04年のTBS系ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」と明かした。「やってみたいとすごく思って」山田孝之の相手役としてオーディションに臨んだものの、「それまでは(オーディションでも)ふざけていたのに、やりたいと思ったら緊張しちゃって。セリフを紙で渡されるんですが、緊張しちゃって、手がすごく震えていたらしいんです。震えていて、(紙で)顔も隠しているから顔も見えないんですよ。それでふるえる紙の音で、声も聞こえなくて…一番ひどかったらしいです。顔も見えない、声も聞こえないし」と振り返った。だが「やりたいんだな、というのがすごく伝わった」と語った。

 綾瀬はそのオーディションにパーカーにパンツという「部活の男の子みたい」な格好で行ったというが、脚本家の森下佳子氏は「いろいろみんな、ヒロインを取りに来るので、見せ方を工夫してくるんです。かわいい格好してくる子もいれば、ハキハキしゃべる子もいて…。その中でオーディションに来ているのにセリフは読めないし、何かガタガタ震えているしボロボロだったというところで結果的に面白いと思ってしまった部分がある…」と語り、インパクトあったか?と問われると「いや、だって…読めないって…」と笑った。それを聞いた綾瀬は「じゃあ、よかったんだ。ああ、そうなんですね。初めて知りました」と語った。

 それでも撮影は苦難の連続。白血病になる少女の役で、撮影では髪を剃った姿も見せたが、ヘアケア商品のコマーシャルをやっていたことから、「髪の毛が剃れないっていうところから始まって、だけどそこもいろいろ交渉して、剃っていいってなったけど、剃ったことは何年か言っちゃいけないってことになって」と綾瀬。また、「痩せていかなきゃいけない…。7キロくらいやせました」と振り返った。「でも、初めてやりたい、と思った役だったから思い入れが強くて、これ終わったら辞めてもいいやって覚悟で」臨んだと明かした。

 その後、06年に綾瀬はまた、森下さんの脚本で日本テレビのドラマ「白夜行」に出演。「辞めてもいい」と思ったものの「次に乗り越えるのはこの役がいいんじゃないかと考えて下さって、、ご縁に恵まれて次々と試練をもらう…。年齢を重ねたその年に挑む作品というのを、次この役はどうだみたいな感じで…」と語り「ありがたいですよね。そういう方に出会えたのは」と感謝した。

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