鈴木大地氏 秀岳館高サッカー部“騒動”に「暴力は良くないと言う世間の空気をつくっていくことも大事」

[ 2022年5月18日 08:58 ]

鈴木大地氏
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 ソウル五輪金メダリストで前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(55)が18日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。熊本県八代市の私立秀岳館高サッカー部コーチによる生徒への暴行騒動について言及した。

 番組では、部員による謝罪動画の投稿に関与していた段原一詞監督が退職し、部員への暴行の疑いで書類送検された男性コーチが懲戒免職となったことを伝えた。

 鈴木氏は「スポーツ庁時代から、JOCや日本スポーツ協会、関係団体と暴力根絶をずっと強く訴えてきたんですけれど、まだこういうのやってるかっていう感じ。今回、勇気ある生徒さんの動画を撮ったりとかの行動であらわになってきて、少しずつこういうことが浄化していく、そういう方向にいってほしいなと思います」とコメント。

 暴力的行為をなくすためには「まずはコーチの研修を徹底することですよね。外国ですと言葉でコーチングができるように、そういうコーチングを勉強するんですよね。ですから日本だとこれやれば言うこと聞くだろうっていうトップダウン的な感じが出てきますけど、ボトムアップって今、学生たちが主体となって盛り上げていくというような、そういう全体の流れも必要かなと思いますので、コーチの研修とかですね、それからこういう勇気ある行動をですね、今回、学生さんが(動画を)上げたんですけど、こういうこと良くないっていうことを、どんどん上げていいよっていうそういう世間のですね、空気をつくっていくことも大事だと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年5月18日のニュース