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和泉元彌長女・采明&めい・慶子 成人狂言師としてお披露目「私たちは最高のバディです!」

[ 2022年5月18日 05:00 ]

スポニチ本紙の取材に応じた(左から)和泉淳子、和泉節子氏、和泉慶子、和泉元彌、和泉采明、三宅藤九郎
Photo By スポニチ

 狂言師の和泉元彌(47)とタレント羽野晶紀(53)の長女・和泉采明(あやめ、20)と、いとこで史上初の女性狂言師の和泉淳子(52)の長女、和泉慶子(きょうこ、19)が17日、東京・国立能楽堂で成人狂言師としてお披露目された。一生に一度の晴れ舞台。スポニチ本紙の取材に「私たちは最高のバディです!」と声をそろえ、狂言界を盛り上げることを誓った。

 五穀豊穣(ほうじょう)への祈りを表すといわれる「三番叟(さんばそう)」。采明は鮮やかな青い装束で舞台に座り、一点をじっと見つめる「静」の演技。対して黒の装束の慶子は「動」。鈴を振り、大地を力強く踏みしめながら舞台を躍動した。

 和泉流は「奈須與市語(なすのよいちのかたり)」と「三番叟」の2演目を演じることで一人前になる。2人とも「奈須…」は経験済み。采明は昨年12月に「三番叟」を初演しており、今回慶子が同演目を披(ひら)く(披露する)ことで、一人前の条件をクリアした形だ。2人がそろったことで行われたこの日のお披露目。采明は取材に「慶子の一生に一度の大事な舞台に私も一緒に立ててうれしい」、慶子も「これから狂言師として一生精進していきたい」と目を輝かせた。

 室町時代からの伝統を持つ狂言の世界で、女性狂言師はこれまで淳子と妹の十世三宅藤九郎(49)の2人だけだった。淳子は「彼女たちが生きる新しい時代を2人の力で切り開いていってほしい」とエール。藤九郎も「これからは4人そろって女性だけの公演もできる」と期待を口にした。

 2人は共に1歳半から元彌の下で稽古を続け、切磋琢磨(せっさたくま)しながら芸を磨いてきた。普段は厳しく稽古をする元彌は「日々真面目に取り組む姿に自分も身が引き締まる」と顔をほころばせる。元彌の母で和泉流宗家会理事長の和泉節子氏(79)も「(元彌の)厳しい稽古を一日も休むことなく、ここまで頑張ってきた」と目を細めた。

 ジェンダーレスが叫ばれる時代。2人は「私たち以外にも狂言師になる女性がたくさん出てきて、いつか“女性狂言師”と呼ばれない時代が来たらいいな」。そんな未来を夢見てこれからも舞台に立ち続ける。

 《ともに現役大学生》2人とも現役大学生で、あどけなさも残る。19歳の慶子は「20歳になったらお酒を飲みたいな。強いのかな。うふふ」と早くも“酒豪”の貫禄。20歳になったばかりの采明は「私は20歳になっても何も変わりませんでした。でも慶子ちゃんが誕生日になったらお祝いをしたいな」と笑みを浮かべた。プライベートで遊ぶことも多いといい「けんかはしたことがない。姉妹でもなく、いとこだから何でも相談し合える」と絆をうかがわせた。

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