小川彩佳アナ 新人時代の“週1試練”とは?「立ちすくみます。座ってるんですけど」

[ 2022年3月12日 17:20 ]

小川彩佳アナ
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 フリーアナウンサー小川彩佳(37)が12日、TBSラジオ「週末ノオト」(土曜後1・00)にゲスト出演し、駆け出しアナ時代の“試練”について語った。 

 07年にテレビ朝日に入社した小川アナは、アナウンス研修を終えて初めて本格的に担当した番組が「サンデープロジェクト」だった。田原総一朗氏を進行役に、政財界の大物を招いて政治、経済などについて討論する番組。小川アナは「新人アナウンサーとしてどんな番組を担当するのかな?って、さまざま思いめぐらすんですよね。この番組かな?あの番組かな?って。その中に『サンデープロジェク』トと『徹子の部屋』はないだろうなと思って。見事にその『サンデープロジェクト』に配置されることになったので…」と当時の驚きを口にした。

 討論は時に、出演者たちが主張と主張をぶつけ合う激論へと発展したという。「その場で白熱して、政治家の皆さんですとか、政財界の大物の皆さんが顔を真っ赤にして帰るんですよ。そういった空間だったので」。その場を収めるのは田原氏の役割だったが、自身にはもっと緊張の役割があったという。「役割として大変なのが、最後の最後ですね。10秒くらい尺が余った時に、田原さんが急に『どう?小川さん』って」。急に意見を求められることがあったそうで、「番組が終わるタイミングまでの10秒とか、CMに入るまでの10秒、15秒で振っていただいて。『どっちが正しいと思った?』とか」と振り返った。

 田原氏からの急な振りに、当時の小川アナは「立ちすくみます。座ってるんですけど、気分としてはスンとなる」と慌てていたという。「言葉も出てこないですし。まずそこで言葉を繰り出す、そして最後まで田原さんに聞いてもらうという、そこが大事かも、でしたね」。田原氏からは、公開ダメ出しもされたようで、「納得いくような答えが私から出てこないと、『そんなこと聞いてるんじゃないんだよ』とか、ちゃんとおっしゃるんですね」と打ち明けた。

 田原氏から求められるのは、自分なりの考えで表現した意見。「自分の言葉を必死につなごうとした時には、最後まで聞いていただけるんです。社説に載っているようなことを背伸びして言おうとしたりとか、きれいごとをしゃべろうとすると、途中で遮られてしまう」と明かし、「最後の10秒、15秒が修行でしたね。毎週、毎週」と懐かしんだ。

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2022年3月12日のニュース