「ドライブ・マイ・カー」日本アカデミー賞で8冠 日本でも受賞ラッシュ

[ 2022年3月12日 05:30 ]

最優秀作品賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督(手前)と主演・西島秀俊
Photo By 代表撮影

 第45回日本アカデミー賞の授賞式が11日、都内のホテルで行われ、濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が作品、監督、主演男優、脚本、編集、録音、撮影、照明の最多8部門で最優秀賞を受賞した。米アカデミー賞で日本映画初の作品賞をはじめ4部門でノミネートされるなど、海外での受賞ラッシュが日本にも波及した。

 濱口監督は「関わってくれた全てのスタッフ、キャスト、支えてくださった皆さんで頂いた賞です」と喜びをかみしめた。主演男優賞に輝いた西島秀俊(50)も会心の笑顔。「世界が混乱して人とのつながりが切れている中、東日本大震災から11年という中で、魂の再生の物語が賞を頂けたことは何か大きな意味があるのではないかと思う。日本映画のために、これからも身をささげます」と力強く語った。

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2022年3月12日のニュース