小原ブラス 在日ロシア人への誹謗中傷に悲壮決意「他の人にぶつけるくらいなら、僕に」

[ 2022年3月2日 18:46 ]

 ロシア生まれのタレントでコラムニストの小原ブラス(29)が1日、自身の公式ツイッターで、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を受け、自身に誹謗中傷、激励双方の声が届いていることを明かした。

 ロシアは先月24日にウクライナへの軍事侵攻を開始した。小原は「ロシアが侵攻してからのここ数日、人生で最も殺害予告や『死ね』といった言葉を投げられたけど、それを超える何十倍もの励ましのメッセージに救われた」と、自身に対して両極端の反応が寄せられていることを報告した。中には「何も言わずハグしてくれた人もいる」という。

 小原はロシアで生まれたが、その後、家族の事情で日本に移り、兵庫県で育った。世界から非難される生まれ故郷の軍事行動には、怒りを訴えている。「ロシアがこんな愚かなことをしている時に、僕が住んでた国が理性ある国民の多い日本で本当に良かった」と感謝を記した。

 一方で、今回の軍事侵攻に無関係な在日ロシア人にも中傷被害が及ぶことを懸念。「でもね、他の在日ロシア人は必ずしも僕ほど素晴らしい仲間に支えられてるとは限らないの。やり場のない怒りに震える気持ちは分かる。発散したい気持ちも分かる」とし、「僕なら耐えれるので、他の人にぶつけるくらいなら、僕にぶつけて下さい」と悲壮な決意をつづった。

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2022年3月2日のニュース