橋下徹氏 対ロシアで持論「ウクライナの被害を拡大させないため…NATOが譲歩というものを考えるべき」

[ 2022年3月2日 14:59 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が2日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。ロシア軍のウクライナへの侵攻について言及した。

 ロシア軍は1日、ウクライナの首都キエフのテレビ塔を攻撃し、ロイター通信によると、キエフのクリチコ市長は、2発のミサイルが撃ち込まれ、通行人ら5人が死亡したと説明。市民に外出を控えるよう呼び掛けた。第2の都市、東部ハリコフでも州庁舎などをミサイルで破壊した。大都市で非軍事施設も標的にすることで抗戦するウクライナ側への圧力を強め、停戦交渉を有利に進める狙いとみられる。

 橋下氏は「僕はずっとこの1週間、2週間、NATOに軍事力を行使しろって言ってるんじゃなくて、NATOが軍事力を行使できないんだったら政治的な譲歩をやるべきじゃないかってことを言うと“もうこんな悪のロシアに譲歩してどうするんだ”と。“国際秩序を乱すようなロシアに譲歩してどうするんだ”というすごい声が出て、これはやっぱり太平洋戦争の時もね、いけいけの時には反戦という声を上げにくかったんだなってことを本当に痛切に感じてます」とし、「僕は別にロシアを許したくもないし、ロシアはできたらこのまま経済的に崩壊してくれるのがいいんだけれども、じゃあこのままウクライナにずっと戦わせるのか、祖国防衛といってもウクライナがEUに加盟申請しても、すぐに後から“加盟っていうのは時期尚早だ”なんて声が出て来たり、NATOに入れるかどうかも分からないわけですよ。西側の秩序を守るためにもしロシアを倒すんだったら西側は命を懸けなきゃ。それができないんだったらNATOの安全保障とロシアの安全保障の考え方の違うところの折り合いをつけていくのが政治」と持論を展開。

 そして「僕は、戦争になってしまったら最後はお互いに叩きつぶすか、お互いに譲歩するしか、二つしかなくて、僕はウクライナの被害を拡大させないためにも、これはあえてロシアに正当性はないけれども、ウクライナっていうものを助けるために、そこは一点NATOが譲歩というものを考えるべきだと思いますね」と自身の考えを述べた。

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2022年3月2日のニュース