石塚元章氏 ロシアの侵攻を巡り橋下徹氏に“意見”「折り合いをつけて譲歩をつけたらウクライナの人は」

[ 2022年3月2日 15:55 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 CBC特別解説委員の石塚元章氏が2日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。ロシアによるウクライナ侵攻について、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)と意見を戦わせた。

 橋下氏は「西側の秩序を守るためにもしロシアを倒すんだったら西側は命を懸けなきゃ。それができないんだったらNATOの安全保障とロシアの安全保障の考え方の違うところの折り合いをつけていくのが政治」「戦争になってしまったら最後はお互いに叩きつぶすか、お互いに譲歩するしか、二つしかなくて、僕はウクライナの被害を拡大させないためにも、これはあえてロシアに正当性はないけれども、ウクライナっていうものを助けるために、そこは一点NATOが譲歩というものを考えるべきだと思いますね」などと自身の考えを述べた。

 これに対し、石塚氏は「プーチンという人物像を考えると、本当に折り合いをつけて、それがウクライナ人のために本当になるのかどうかっていうのが僕は大変疑問なので、橋下さんのおっしゃる考え方も否定はしませんけど、ここで折り合いをつけて譲歩をつけたら、ウクライナの人は明日から幸せになれるかっていうと、そうではない可能性がプーチン側にはあるという疑問を持っているというのが一つある」と自身の考えを述べた。そして「どんなやり方をするにしても、それを考えるのが政治家だというなら、それをそのまんまお返しするんですが、政治家はその中でなるべく早くプーチン政権が倒れるような、あきらめるような方法を考えるのも政治家だと僕は思う。僕はそう思うんですよ」と話した。

 これに橋下氏は「フィンランド的なそういう位置づけからスタートすることも可能なわけじゃないですか。ウクライナの人にとってはね。未来永劫、NATOに入れないってことを確約するっていうのは許しがたいことかも分からないけど、でもNATO側が入れてくれないんですよ、今の段階で。EUの方にも入れてくれないんですよ。それを何とかEUの方には先に加盟させてね、フィンランドっていうのはロシアとの間でぎりぎりのところでバランスを保ってるわけですから、まずはそういうところを目指していくっていうのも一つの知恵だと思いますよ」と言うと、石塚氏は「それは将来的にはあると思うんですよ。今このドンパチをやってる段階でEUとかNATOに今日は入れるか明日入れるかって話とは違う判断をしなきゃいけないのかなと僕は思います」と応じた。

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2022年3月2日のニュース