王将戦2次予選 斎藤慎太郎八段、大石直嗣七段が2回戦進出 挑戦者決定リーグ入りへあと2勝

[ 2020年7月3日 19:32 ]

 年明け開幕で渡辺明王将(36)への挑戦権を争う第70期王将戦2次予選1回戦が3日、大阪・関西将棋会館であり、斎藤慎太郎八段(27)が戸辺誠七段(33)に、大石直嗣七段(30)は渡辺和史四段(25)に勝ち、2回戦に進出した。それぞれ7人で挑戦権を争う挑戦者決定リーグ入りまであと2勝とした。斎藤は2回戦で糸谷哲郎八段(31)、大石は久保利明九段(44)と対戦する。

 斎藤は振り飛車党の相手戸辺が角交換型振り飛車を選択し、序盤から乱戦模様。17手目時点で両者角を敵陣へ成り込んで、午前中は20手しか進まない手将棋になった。

 午後は斎藤が入手した飛車を敵陣へ打ち込んで、次第に駒得を拡大する。自陣は居王。金2枚の配置も開局時と同じながら縦からの攻めに強い陣形を築き、戸辺を71手での投了へ追い込んだ。

 「少しずつ駒得できそうな展開でしたが、居王で気は抜けなかった。丁寧に中終盤、指せたかなと思います」

 斎藤が初めて王将リーグ入りした第67期は3勝3敗だったが最下位の順位が響き、陥落した。「無念でしたが勝負所での弱さとか課題は見つかった。その後成績を伸ばせたのでいい経験でした」。翌年初タイトルの王座へと結びつけた。

 コロナ禍で3月は1局、4月2局、5月1局、6月3局と対局が減った。空いた時間はネット研究会に打ち込む一方、趣味である詰め将棋の創作に取り組んだ。

 長いもので30手以上。計5、6作完成し、「気分転換になりました。詰め将棋作りがいい方向に出れば」。詰将棋解答選手権の2011年(大阪会場)、12年覇者。最近5連覇中の藤井聡太七段も解くことと同時に作ることにも長け、「マニアの方からも高く評価されているのがすごいです」。

 17歳が挑戦中のダブルタイトル戦は棋聖戦が2勝0敗、王位戦が1勝0敗。「同じ時期にタイトル戦を複数戦えること自体、できることではないし充実されている。棋聖戦、王位戦でも負けたので刺激になってます」。昨期4勝2敗で残留の藤井と再戦できる王将リーグへの意欲を語った。

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