西武・松井新監督 開幕3戦目でうれしい初勝利!鈴木が決勝打!プロ初先発の平良は7回1失点奮投

[ 2023年4月2日 16:58 ]

パ・リーグ   西武4ー1オリックス ( 2023年4月2日    ベルーナD )

<西・オ(3)>ウイニングボールを手に笑顔の松井監督 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武は2日、ベルーナドームで行われたオリックス戦で、1ー1の8回に鈴木が決勝の2点三塁打を放つと、9回は青山が締め勝利。松井稼頭央新監督(47)は開幕3戦目でうれしい監督1勝を手にした。先発に転向した平良が、プロ初先発し、7回1失点と奮投。初勝利はお預けとなったが、先発転向右腕の粘り強い投球が勝利を呼び込んだ。

 開幕3戦目でつかんだ監督初勝利は格別な喜びがあるはずだ。

 就任1年目。3月31日の開幕戦はあとアウト1つで暗転した。2―1の9回にドラフト4位の青山を守護神として起用。しかし、2死から昨季までチームで正捕手だった森に同点ソロを浴び、延長戦の末に逆転負けした。

 それでも、「9回は青山でいくと決めていた。気持ちの強さも、球の強さも含めオープン戦の最後ぐらいから決めていた」と誰もが驚く新人の抑え抜てきで“松井流”の采配を見せた。

 2戦目は12安打を放ちながらも、決定打を欠いてわずか2得点。先発のエンス、9回に登板した増田で計9失点と王者・オリックスの力を見せつけられた。それでも「追い込まれてからでも1球でも2球でも多く投げさせて、つながっていく打線はチームとして意識してきた。粘りはできてきている」と下を向くことはなかった。

 そして3戦目。2023年の「稼頭央ライオンズ」が走り出した。1-1で迎えた8回、オリックスのワゲスパックを攻め2死一、三塁から鈴木が一塁線を破る痛烈な決勝の2点三塁打を放った。9回は守護神の青山が第1戦の雪辱を果たし逃げ切り。満員の本拠地でうれしい初白星を飾った。

 ▼松井監督 平良は素晴らしいピッチングをしてくれたんじゃないかと思います。勝ちをつけたかったですけど、勝ちにつながる投球をしてくれた。(本拠地3連戦で)一つは絶対勝ちたいと思っていましたし、ファンの皆さんと一緒に勝利を喜びたいと思っていました。一つ勝てたことは次につながると思います。また一試合一試合全力で戦って戻ってきたいと思います。

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