チャンステーマ「BIG WAVE」生みの親で中沢マネ父「夢のよう」

[ 2023年4月2日 05:05 ]

第95回選抜高校野球大会最終日・決勝   山梨学院7-3報徳学園 ( 2023年4月1日    甲子園 )

勝利の校歌を口ずさむ中沢日瑚マネジャーの父で、同校野球部OBのシンガー・ソングライター伸太郎氏(本人提供)
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 山梨学院の記録員としてベンチ入りした中沢日瑚(にこ)マネジャー(3年)の父で、同校野球部OBのシンガー・ソングライター伸太郎(48)が一塁側内野席で見守った。同校のチャンステーマ「BIG WAVE」の生みの親で甲子園で流された校歌の歌唱も担当。日本一で今大会6度目となった勝利の校歌に「自分が歌っている校歌じゃないみたい。夢のような…」と号泣。記録員としてチームを支えた愛娘については「よくやったとしか言葉が出てきません」と語った。

 ≪東海大甲府・村中監督 同じ山梨県勢祝福「刺激になった」≫同じ山梨の強豪校の指揮官も初優勝を喜んだ。東海大甲府を春夏合わせて7度も甲子園出場に導いた村中秀人監督は「いい刺激になりました。山梨の高校野球全体のレベルアップにつながります」と祝福した。昨秋の山梨県大会準々決勝では5―6で競り負けただけに「集中力があり、粘り強く負けないチームだと思っていました」とコメントした。

 ≪山梨高野連・庄司理事長分析 切磋琢磨し開花≫山梨高野連の庄司和彦理事長は山梨学院の快挙を見届け「一つの壁を破ってくれました」と喜んだ。県内では山梨学院、東海大甲府など私立の強豪校がし烈な争いを繰り広げており「切磋琢磨(せっさたくま)してレベルが徐々に上がり、甲子園で花開いたところがある」と分析。「これから県内の公立高校も“山梨学院に互角の戦いができれば全国レベルの力がある”と自信を持つことができる」と相乗効果にも期待した。

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2023年4月2日のニュース