レッドソックス オリオールズに2試合で10個の盗塁を決められ、一度も刺せず

[ 2023年4月2日 11:19 ]

リース・マグワイア捕手(AP)
Photo By AP

 レッドソックスがオリオールズに2試合で10個の盗塁を決められ、一つも刺せなかった。地元紙ボストングローブは1日(日本時間2日)「レッドソックスが2試合連続で4個以上の盗塁を決められたのは、長い歴史の中で5度目」と報じている。

 マスクをかぶっていたのは2試合ともリース・マグワイア捕手。昨季途中にホワイトソックスから移籍してきた選手で、ハイム・ブルーム編成本部長は昨オフに入る時、捕手の補強を優先事項に挙げていたが、誰も獲得できず、今季はマグワイア捕手とコナー・ウォンの2人でシーズンに臨む。

 もっともレッドソックスのアレックス・コーラ監督は「まずはランナーを出し過ぎないこと、もっとうまくやれる」と2試合で28安打、13四球、2死球の投手陣を問題視した。リリーフ投手については投げるテンポが悪かったり、モーションが大きかったりといった問題もある。30日の試合で5回に投げたライアン・ブレージャー(元広島カープ)は3個の盗塁を許したが、投げるのがクロックぎりぎりで、そうなると走者はより盗塁を狙いやすい。相手も悪かった。2試合で4盗塁のホルヘ・マテオは昨季35盗塁でア・リーグ盗塁王、3盗塁のセドリク・ムリンスは34盗塁だった。オリオールズのブランドン・ハイド監督は「大きなベースと牽制の回数制限で今季の盗塁数は増える。投手は対処が難しくなる」と話していた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月2日のニュース