藤浪、メジャー初登板8失点「ちょっと考えすぎて」大谷と対決は「世界最高の選手と対戦できてよかった」

[ 2023年4月2日 08:54 ]

ア・リーグ   アスレチックス1ー13エンゼルス ( 2023年4月1日    オークランド )

<アスレチックス・エンゼルス>3回、大谷(左)に適時打を浴びる藤浪(撮影・会津 智海)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)が1日(日本時間2日)、本拠地・オークランドコロシアムでのエンゼルス戦でメジャー初登板初先発。順調な立ち上がりを見せながらも3回に突如乱れ、2回1/3を5安打8失点で黒星を喫した。防御率は30・86。直球の最速は99・6マイル(約160・3キロ)だった。

 立ち上がりは抜群だった。先頭のウォード、トラウトをともにスプリットで連続空振り三振。最高の形で「3番・DH」で出場した大谷とのメジャー初対決を迎えた。大谷にはカウント1-1から92・9マイル(約149・5キロ)のスプリットを選択。一ゴロに仕留め、リズムよく初回を3人で終えた。

 2回も2つの空振り三振を含む3者凡退。しかし3回、先頭のレンヒーフォに四球を与えると、順調だったペースに狂いが生じた。1死一塁から3連打を浴びて2点を失った。さらに四球を挟み、無死満塁として大谷と2回目の対決。カウント0-1から外角高め99・1マイル(約159・4キロ)直球を捉えられ、左翼フェンス直撃の左越適時打を許した。その後も投球を修正することができず、この回5安打3四球で6点を失い、なおも1死一、三塁のピンチを残して降板。リリーフ投手もエンゼルス打線につかまり、8失点となった。

 試合後、投球を振り返り、順調な立ち上がりを見せながらも3回に突如乱れたことに「それ(2回)までは真っすぐで押せていたのですが、ちょっと考えすぎて変化球中心になってしまった。もうちょっと真っすぐで押せていたらと思う」とコメント。

 メジャーデビューには「まずは(マウンドに)立てたことは光栄に思う。立つだけではダメなので、次回以降は悔しいデビューになったので取り返せるようにしたい」と話した。

 大谷との10年ぶりの対決には「大谷選手だけということではないが、世界最高の選手と対戦できてよかったと思います」と振り返った。

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