巨人・赤星優志が7回1失点好投 尻上がりに調子上昇 勝利投手の権利得て降板も白星はならず

[ 2023年4月2日 17:10 ]

セ・リーグ   巨人3―2中日 ( 2023年4月2日    東京D )

<巨・中>2回、福谷の犠打に好守備を見せた赤星(撮影・藤山 由理) 
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 巨人の2年目右腕、赤星優志投手(23)が開幕3戦目となった2日の中日戦(東京D)に先発登板。自己最長タイの7回を投げて5安打1失点と好投した。

 初回、1番・岡林に投じた初球直球をいきなり中前打されると、2死二塁から4番・アキーノに投げた初球シュートを左前適時打とされ、開始から8球で先制点を献上。2回には1死から7番・木下を四球で歩かせると、続く福永には三遊間を破られ一、二塁とされた。だが、ここは福谷の送りバントを自らの好フィールディングで三封し、昨季セ・リーグ最多安打の岡林も打ち取って無失点。ピンチをしのいだ。

 3回も先頭の2番・カリステに初球直球を右翼フェンス直撃の二塁打とされて来日初安打を許し1死三塁とされたが、後続を抑えて無失点。その後は尻上がりに調子を上げ、4、5、6回は3イニング連続のノーヒット投球を見せた。7回を1失点で投げ切ったその裏には代打・長野の適時打で2―1と待望の勝ち越し。赤星は勝利投手の権利を得て降板したが、直後の8回にリリーフ陣が追いつかれて白星は消滅した。

 赤星の投球内容は7回で打者28人に対して84球を投げ、5安打1失点。5三振を奪い、与えた四球はともに木下への2つ、直球の最速は147キロだった。

 昨季は4月3日の阪神戦(東京D)で7回4安打2失点と好投し、セ・リーグ新人一番乗りとなるプロ初勝利。中継ぎも経験し、プロ1年目の成績は31試合に登板(うち先発は13試合)して5勝5敗5ホールド0セーブ、防御率4・04だった。

 ▼赤星 立ち上がりからリズムに乗れない投球でしたが、野手の皆さんに助けられながら何とか粘りの投球ができて良かったです。

 ▼原監督 尻上がりに良くなってきましたね。1球1球、少々自信を持ちながら投げている姿というのはね、昨年より成長したなと思います。

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