ヤクルト開幕3連勝!村上が決勝打 フェンス直撃二塁打&失策でダイヤモンド一周の激走

[ 2023年4月2日 16:41 ]

セ・リーグ   ヤクルト3ー2広島 ( 2023年4月2日    神宮 )

<ヤ・広>8回、二塁打を放った村上は守備がもたつく間に三塁を蹴って勝ち越しの生還(撮影・沢田 明徳)
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 リーグ3連覇を目指すヤクルトが2日、広島を3―2と下し開幕3連勝。2―2の8回、村上宗隆内野手(23)が放った一打が決勝点となった。

 プロ初登板初先発となった先発の吉村は初回、1死一塁から秋山の放った右前へのライナー性の打球を右翼・サンタナが後逸。この間に一塁走者の菊池に本塁へ生還され先制点を許した。2回には新外国人デビッドソンに1号ソロを浴びるも、その後は追加点を与えず。5回5安打2失点のデビューを果たし「緊張はありましたが、立ち上がりの失点はしっかり反省していきたいです。3回以降は落ち着いて丁寧に投げられたので、3回以降のようなピッチングを立ち上がりからできるように練習していきたいです」と振り返った。

 打線は5回、山田が1死二塁から広島先発・玉村から左翼スタンドへ飛び込む1号同点2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。

 2―2の緊迫した展開のなか終盤8回、ここで頼れる4番の一振りが試合を動かす。この日も「4番・三塁」として先発出場した村上は第4打席、無死走者なしから4番手・松本の投じた6球目、真ん中高めの速球をフルスイング。高々と上がった打球は惜しくもスタンドまで届かなかったが、右翼・野間が打球処理をもたついている間に激走。送球も乱れため、一気に本塁へと生還を果たし“ランニングホームラン”のような形で決勝点。記録は村上の二塁打と野間の失策による得点となった。

 9回は“新守護神”田口が無失点で締め2セーブ目を記録。広島に3連勝を飾り、本拠のファンを沸かせた。

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