山梨学院・吉田監督 2度目初V!09年・清峰のエース・今村氏「高校野球史に残る監督になった」

[ 2023年4月2日 05:05 ]

第95回選抜高校野球大会最終日・決勝   山梨学院7-3報徳学園 ( 2023年4月1日    甲子園 )

09年センバツで優勝の瞬間、マウンドの清峰・今村猛投手(左)の元に駆け寄り歓喜する清峰ナイン
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 山梨学院で全国制覇した恩師・吉田監督の笑顔に胸が熱くなった。元広島投手の今村猛氏(31)は広島市内の自宅で決勝をテレビ観戦。電話取材に応じ「本当に持っている方だと思います。長崎でも山梨でも初優勝をされて高校野球史に残る監督になったと思います。偉人になりました」と声を弾ませた。

 清峰(長崎)時代の09年春の甲子園では1回戦から先発で5連投し、当時の吉田監督を優勝に導いた今村氏。準決勝、決勝ともにビッグイニングで熱戦を制した山梨学院打線について「吉田監督は選手との距離の取り方がうまい。選手もリラックスして力を発揮しやすいし、流れに乗ると止まらない」と猛攻の要因を分析する。「学校では怖い先生ですけど、ユニホームを着ると選手を笑わせてくれる。試合でも選手と一緒に声を出して雰囲気をつくる」と続けた。

 自身と同じく初戦から全試合に先発したエース右腕・林については「試合を重ねるごとに自信がついて、短期間で成長した。(6連投で)体は重かったと思うけど最後は気持ち。味方の大量得点もあって、楽しく投げていたと感じました」とコメント。2度目の日本一の偉業を達成した吉田監督には「追われるのは大変だと思いますが、これから頑張ってほしいです」と祝福のメッセージを送った。

 ≪4人目複数校V≫山梨学院の吉田監督は09年選抜(当時清峰)以来2度目の優勝。春夏通じ複数校でVの監督は

原  貢(三池工  夏、東海大相模夏)
木内幸男(取手二  夏、常総学院春夏)
上甲正典(宇和島東 春、済美   春)
吉田洸二(清峰   春、山梨学院 春)

と4人目で選抜のみで2校は上甲監督に次ぎ2人目だ。

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2023年4月2日のニュース