松井監督、破顔1勝「選手の時、これほどドキドキしたことはなかった」

[ 2023年4月2日 19:23 ]

パ・リーグ   西武4-1オリックス ( 2023年4月2日    ベルーナドーム )

<西・オ>ウイニングボールを手に笑顔でハイタッチをかわす松井監督 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武は2日、ベルーナドームで行われたオリックス戦に4-1で勝ち、松井稼頭央新監督(47)は開幕3戦目で監督1勝目を手にした。

 松井監督は外崎から渡されたウイニングボールを上着の左ポケットに入れ、最高の笑顔を浮かべた。「この3連戦、本当に多くの皆様に球場に足を運んでいただき、熱い声援を送っていただきました。3連戦のうち1つは絶対に勝ちたいと思っていましたし、ファンの皆様と一緒に勝利を喜べたらと思っていました。2連敗しましたけど、今日1つ勝てたのは次につながると思います」と納得の表情で語った。

 大舞台は選手として何度も経験してきた松井監督だが、指揮官としての1勝は格別だった。「選手の時、これほどドキドキしたことはなかった。見守るということは、これだけ緊張するのかと改めて思いました。勝つことの難しさを味わったし、何点、差があってもハラハラドキドキしながら見守っていました。選手たちがようやってくれた結果です。2連敗して、まだ2試合という思いもあったが、その2試合は非常に長く感じた。オープン戦とシーズンは当然、全く違いますから。僕一人の力は知れている。皆さんの力、選手の力を借りて全員でやっていきたい。そして、この喜びは今日までにして、またしっかり頑張っていきたい」。1つ勝つことの難しさと、その先にある大きな喜びを口にした。

 1勝を挙げ、ようやくスタートラインに立ったという気持ちだ。「(負けた)2試合で改めてそう感じた。しっかりと地に足を着けて戦っていきたい。先は長いですから、いい時も悪い時もあります。でも、うん、常に前向きにやっていきたいと思います」と締めくくった。

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