オリ13年ぶり開幕2連勝 ラオウお目覚め1号が火付け、打線爆発14安打9得点

[ 2023年4月2日 07:00 ]

パ・リーグ   オリックス9ー2西武 ( 2023年4月1日    ベルーナD )

<西・オ>初回、2ランを放ち、昇天ポーズを決める杉本(撮影・白鳥 佳樹)
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 オリックス打線が14安打9得点と爆発して快勝。10年以来13年ぶりの開幕2連勝とカード勝ち越しを決めた。

 4番の一振りが打線に勢いをもたらした。初回2死から中川圭が11球粘って四球で出塁。続く杉本がエンスの内角直球をフルスイングで捉え、左翼フェンスをギリギリで越える1号先制2ラン。ベンチ前で右の拳を突き上げるおなじみの“昇天ポーズ”をド派手に決めた。

 「大きいのは狙わずに、たまたま本塁打になった。難しいコースだったけど、うまく反応できた。めちゃくちゃホッとしてます」

 昨年はチームがリーグ連覇と日本一を達成した中で自身は成績を落とした。本塁打はリーグ最多を誇った一昨年の32本から15本に半減。特に3、4月は打率・133、1本塁打と不振にあえぎ、初本塁打は開幕10試合目だった。

 挽回を期す今春はキャンプでじっくりと振り込んだ。オープン戦は打率・385、3本塁打と好調。前日3月31日の開幕戦は無安打に終わったが、この日は9回にも2死一塁からダメ押しの左越え適時二塁打を放ち「最後に1本出て良かった」と笑顔を見せた。

 今季から選手会長を務め、ナインのまとめ役としても力を発揮している。1月にはレッドソックスに移籍した吉田、新加入した森、エース山本ら豪華メンバーが参加した歓送迎会を副会長の福田らと企画。野球の話に花を咲かせて団結力を高めた。
 「まだ始まったばかり。こういう試合を多くできるようにしたい」。頼れるラオウがグラウンド内外でチームをけん引する。(中澤 智晴)

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2023年4月2日のニュース