今秋ドラフト候補の大商大・高太一が6回0封 10球団のスカウトが視察し最速は148キロ

[ 2023年4月2日 17:48 ]

関西六大学野球春季リーグ 第1節   大商大8―1大院大 ( 2023年4月2日    大阪・南港中央 )

先発登板する大商大・高(撮影・後藤 正志)
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 3季連続優勝を狙う大商大は、今秋ドラフト候補左腕の高太一(たか・たいち=4年)が6回を被安打2にまとめ、無失点と好投した。

 「昨日の上田の投球を見て気合が入っていました。味方が早い回に点を取ってくれたので、楽に投げられました」

 1日の1回戦ではエース右腕で主将の上田大河が95球で完封。最高の形でバトンを受け取りマウンドに上がった。3回まで打者9人で抑える完全投球。4回2死から初の走者となる二塁打を許しても、4番のエドポロ・ケインを狙い通りの内角直球で見逃し三振に仕留めた。6回で交代するまで無四球で、要したのは67球。前日に100球未満で完封する「マダックス」を達成した上田に「2日連続で“マダックス”をするんじゃないかと思って見ていた」と言わしめる安定した内容で救援陣に後を託した。

 注目度の高さを示すようにネット裏には巨人、ソフトバンク、オリックスなど10球団のスカウト陣が集結。日本ハムの熊崎誠也スカウトが持参したスピードガンでは、最速148キロを計測した。

 3月31日には広陵高で同期の広島・河野佳がヤクルト戦でデビューを果たした。「遠い存在だが、追い付くために頑張りたい」と高。1年後に同じ舞台に立つため、一生懸命に腕を振る。

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2023年4月2日のニュース