巨人・坂本勇人 帰って来た長野の適時打&勝利に最高の笑み! 557日ぶり犠打で勝利貢献

[ 2023年4月2日 17:36 ]

セ・リーグ   巨人3―2中日 ( 2023年4月2日    東京D )

<巨・中>中田も坂本も最高の笑顔!岡本和、吉川、大勢ら開幕カードを勝ち越しハイタッチ(撮影・藤山 由理) 
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 巨人の坂本勇人内野手(34)が開幕3戦目となった2日の中日戦(東京D)で絶妙な送りバントを決め、チームの11年連続開幕カード勝ち越しに貢献した。

 坂本は開幕から3戦連続で「6番・遊撃」に入って先発出場。だが、試合前まで2試合連続無安打で、この日も2回の第1打席は相手先発右腕・福谷の外角直球に空振り三振、5回の第2打席も福谷に二ゴロ併殺打に仕留められた。

 そして、1―1で迎えた7回だった。無死一、二塁の場面でここまで開幕から9打席連続無安打だった坂本が第3打席へ。すると、この回から登板していた2番手右腕・勝野の初球できっちり送りバントを成功させた。坂本の犠打は2021年9月22日の広島戦(マツダ)以来557日ぶりで、プロ通算85個目。続く大城卓が申告敬遠された1死満塁で代打に起用された長野が巨人復帰後の初出場初打席で左前に勝ち越し適時打を放った。

 長野の巨人での安打、打点はともに2018年10月4日の広島戦(マツダ)以来1641日ぶり。ベンチもスタンドもお祭り騒ぎとなったが、一番喜んでいたのがベンチの坂本だった。2012年には173安打でセ・リーグ最多安打のタイトルを2人で分け合った“サカチョー”コンビの復活。この日も4打席に立って3打数無安打で、開幕から11打席連続無安打となったが、勝利の瞬間にも吹っ切れたように最高の笑みを浮かべており、4日から始まるDeNAとの3連戦(横浜)では待望の初安打が期待される。

 【坂本勇人の今季全打席】
3月31日 中日戦(東京D) 三直、見三振、右飛、左飛
4月1日 中日戦(東京D) 見三振、空三振、遊ゴ
4月2日 中日戦(東京D) 空三振、二併打、犠打、右飛

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