二刀流が強敵から学んだ好打者の条件 日体大・矢沢が体現打 スカウト「バッターとして抜けている」

[ 2022年9月4日 18:51 ]

首都大学リーグ 第1週第2日   日体大6―5筑波大 ( 2022年9月4日    大田スタジアム )

<日体大・筑波大>9回、田辺のサヨナラの押し出し四球で勝利し、歓喜の矢沢(右から2人目)ら日体大ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 二刀流」の進化が止まらない。今秋のドラフト1位候補に挙がる日体大の二刀流左腕・矢沢は「3番・DH」で出場し、3打数1安打1打点で勝利に貢献した。0―1で迎えた初回1死二塁から逆方向の左翼線に落とす適時二塁打で同点とした。大学・社会人選抜でU―23NPB選抜と対戦した経験などから「ボールを長く見ることができるバッターが良いバッター」と実感。逆方向への打撃で体現し「形になってよかった」と言葉をはずませた。

 あす5日は勝ち点の懸かる3戦目に中1日で先発登板を予定。優勝へ向けて負けられない一戦に挑む。(柳内 遼平)

 ▼広島・苑田聡彦スカウト統括部長 バッターとして抜けている。軸のブレがないから両サイドの変化球も強く振ることができる。インパクトが力強く、いじる箇所が無いです。打者としては中距離打者タイプでしょう。足も肩も兼ね備えています。

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