7勝目つかんだ中日・小笠原 “村神様”には「慎重になっていたらカーブは投げられない」と真っ向勝負

セ・リーグ   中日5ー1ヤクルト （ 2022年9月3日    神宮 ）

＜ヤ・中＞2回、中村の打球にグラブを出す小笠原（撮影・村上　大輔）
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　中日の小笠原が7回1/3を1失点で7勝目。8回に1点を失い、なお1死三塁で救援を仰いだことを「完結しないといけなかった」と反省も、チームの連敗を4で止める力投だった。前回対戦の8月20日に2被弾した村上には左中間二塁打と中前打を許したが、本塁打は許さず。6回2死では124キロカーブで空振り三振に料理。「慎重になっていたらカーブは投げられない」と目いっぱい腕を振っての真っ向勝負だった。

　運もあった。4回無死一、三塁ではオスナの投直が左太腿付け根に直撃。グラブでの捕球ではなく、体にめり込んだボールを上から押さえつけるようにつかんで一塁転送し併殺を完成させた。そんな痛みを忘れて、7回2死無走者の打席では左越え二塁打で追加点のお膳立て。投攻守において、気持ちでヤクルトを上回っていた。