大谷翔平 打撃に納得いかず「しっかりと打てればもっといい試合」好打者との対決は「楽しくはない」

[ 2022年9月4日 16:33 ]

ア・リーグ ( 2022年9月3日    エンゼルス2―1アストロズ )

<エンゼルス・アストロズ>初回1死二塁、一ゴロに倒れる大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は3日(日本時間4日)、本拠地エンゼルスタジアムでのアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で今季23度目の投打同時出場。投げては、今季最多の111球を投げて8回1失点、ベーブ・ルース以来2人目のメジャー通算400奪三振、100本塁打を達成した。規定投球回にあと26イニングに迫った。打線の援護がなく、勝敗はつかなかった。打っては4打数無安打1四球(申告敬遠)。エ軍は延長12回にダフィーの中前適時打でサヨナラ勝ちした。

 大谷は、今季12勝目に向けてマウンドに上がり、3回に先頭のマティエビッチから、この日3個目の三振を奪い、メジャー通算400奪三振に到達。メジャーで通算400奪三振と100本塁打を達成したのは大谷とベーブ・ルースだけで、ルースは通算714本塁打、488奪三振をマークしている。結局、今季最多の111球を投げて8回6安打1失点、5奪三振。援護なく勝敗はつかなかったが、年間投球回数は、昨季の130回1/3を上回って自己最高の136回となり、規定投球回数に到達。シーズン規定投球回到達にもあと26イニングと迫った。この日の試合を終えて、通算成績は、投手は23試合で11勝8敗、防御率2・58。打者は129試合で477打数127安打、打率・266、30本塁打、82打点、11盗塁となった。次回登板は、中6日で10日(同11)のアストロズ戦になる予定になっている。

 試合後、大谷は、報道陣から「今季一番の試合か」と聞かれ、「打席ではそこまでいい仕事はできていないので、欲を言えば打席でしっかりと打てればもっといい試合だったかなと思います」とどん欲な姿勢を見せた。また、8回1死からアルテューベに右中間二塁打された場面について「楽しんでいるようにも見えた」と聞かれると「楽しくはないですね。もちろんいい打者ですし、それは下位打線よりはもちろん上位打線の方が点を取られる可能性は高いので。4巡目になってくれば、もちろん慣れも出てきますし、楽しくはないですけど、最後、100球くらい投げているので、出し切るつもりでいきました」と振り返っていた。

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