ドラ1候補の二刀流、日体大・矢沢は7回1失点も勝敗付かず「自分が打っていれば」

[ 2022年9月4日 04:00 ]

首都大学野球   日体大2―3筑波大 ( 2022年9月3日    大田 )

<日体大・筑波大>力投する日体大先発の矢沢(撮影・久冨木 修)
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 首都大学野球の秋季リーグが開幕。ドラフト1位候補の日体大の二刀流左腕・矢沢(4年)は筑波大戦に先発。7回3安打1失点、5奪三振と好投しながら勝敗は付かず、チームも延長11回に逆転サヨナラ負けを喫した。

 10球団23人のスカウトの前での登板。1日にプロ志望届を提出してから初の実戦にも「4年前からこのドラフトに向けてやってきた。いつも通り」と冷静に投げた。自ら「課題。嫌な部分がある」という初回に先頭打者への四球から失点。直球は最速145キロも、スライダーを多めに配し2回以降は無失点に抑えた。ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクは「投手としても野手としても魅力」とあらためて高く評価した。

 8回にはリーグ戦では初めてDHを解除して5番に入り、右翼の守備に就いた。打席では2打数無安打。「自分が打っていれば勝てた」と悔しがった。(鈴木 勝巳)

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2022年9月4日のニュース