原監督の采配ビッタビタ!相手投手に「気持ち良く投げてもらいたくない」と代走、直後に中田V弾

[ 2022年9月4日 21:05 ]

セ・リーグ   巨人2―0阪神 ( 2022年9月4日    甲子園 )

<神・巨>今季のレギュラーシーズンでの甲子園での日程を終え、ファンの声援に応える原監督(撮影・北條 貴史)
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 巨人は甲子園では今季最後となる阪神との伝統の一戦に勝利を収め、3カードぶり勝ち越し。阪神戦は4月1~3日に同一カード3連勝して以来7カードぶり今季2度目の勝ち越しとなった。

 原辰徳監督(64)は0―0のまま迎えた7回、それまでわずか1安打に抑えられていた相手先発右腕・西純から3番・丸がストレートの四球を選んで塁に出ると、すかさず代走のスペシャリストである増田大を送り出し、次の初球を4番・中田が左翼スタンドへ先制の17号2ランとして逃げ切った。

 試合後、このシーンについて聞かれた原監督は「う~ん、まあ、あの。気持ち良く(相手)ピッチャーに投げてもらいたくないというか、まあ、1割でも2割でも3割でもね、ファーストランナーに少し気を取られてくれるようなね。ま、そういう意味ではやっぱあそこの一発でよく仕留めてくれたなっていう感じがします」としてやったり。

 投げてはドラフト3位右腕・赤星が0―0のまま続いた投手戦で踏ん張り、6回無失点と好投。原監督は中田に先制2ランが出た直後の7回裏から継投に入ると、クロールの後、8回は3番手として右腕・鍵谷をマウンドに送った。先頭に代打・島田を“出させる”形となって二ゴロに打ち取ると、鍵谷は打者1人で“お役御免”。すかさず左打者が並ぶ上位打線に対しては4番手左腕・高梨を投入する“執念采配”を見せ、最後はドラフト1位守護神・大勢で完封リレーを完成させて自力でのCS出場へ望みをつないだ。

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