巨人・原監督 4月以来の阪神戦勝ち越しに「そうですか!それは失礼しました(苦笑)」

[ 2022年9月4日 21:21 ]

セ・リーグ   巨人2―0阪神 ( 2022年9月4日    甲子園 )

<神・巨>7回無死一塁、先制2ランを放った中田(10番)を迎える原監督(ベンチ左)(撮影・坂田 高浩) 
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 巨人は甲子園では今季最後となる阪神との伝統の一戦に勝利を収め、3カードぶり勝ち越し。阪神戦は4月1~3日に同一カード3連勝して以来7カードぶり今季2度目の勝ち越しとなった。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――先発赤星は6回無失点。内容はどうたったか。

 「とても人柄のいい、人のいい投手なんですけども、今日はいろんな意味で自分で主導権を持ちながらね、自分で考えながら、非常にピッチングをしてくれたなと。成長過程の中でね、1つずつ階段は上ってくれているなと、そういうふうに見ました」

 ――野手も守りましたね。

 「そうですね、0点という形でね、なったわけですから、先発ピッチャーも守りも、あるいはリリーフもという中でね、よくしのいでくれたと思います」

 ――7回の得点シーン。四球の後に代走・増田大、4番・中田の本塁打。

 「気持ち良くピッチャーに投げてもらいたくないというか、1割でも2割でも3割でもね、ファーストランナーに少し気を取られてくれるようなね、そういう意味では、あそこの一発でよく仕留めてくれたなという感じがします」

 ――甲子園で2勝1分け。東京に戻るが大事な試合が続く。

 「これがプロ野球の醍醐味(だいごみ)ですし、我々もそこをあえて望んでいくように戦っていきたいと思います」

 ――赤星は球数的にも余裕があったが、スパッと交代。

 「うんうん、まあ、6回をしっかりと投げてくれて。やや1番2番3番4番、あの辺の左バッターに、こう、なんていうか、工夫しながらでも手こずっていたかなというところもあったんでね。6回を投げ切ったというのが大きかったと思いますね」

 ――丁寧さと粘り強さ。中継ぎをやってきたことが生きている。

 「僕はそう思う。まあ、チーム事情の中で彼にリリーフもやってもらいましたけどね。それも生かしてくれている」

 ――救援陣も2日連続無失点リレー。

 「まあ、あの無駄な四球というのがないというのが大きいと思いますね。攻めるピッチングというか自分のピッチングができていると思いますね」

 ――得点シーンは先ほどもあったが、プレッシャーをかけてカウント次第では作戦を変えていくという。

 「まあ、あそこは単独スチールか打たせるかというところですよね。ただ、増田(大)になるとその選択肢のパーセンテージが上がるということでね。さっきも言った通り」

 ――大勢が歴代新人3位タイ。改めて彼の成長、凄さは。

 「やっぱり勝っておごらず、高ぶらず、しかしいつでも荒ぶるというね。それが、非常にいつでもフラットであるというそのスタイルが素晴らしいですね」

 ――監督も使う上で安心感というものも。

 「いやいやいや。まあ、安心感というのはね、勝負の世界というのは、もうホームランを打ったって次の打席からは、というところはあるわけですから。今みたいに言ったことを常にやっていけるというのは素晴らしいと思いますね」

 ――阪神戦は久々のカード勝ち越し。

 「そうですか!それは失礼しました(苦笑)」

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