巨人・中田翔、アンタが大将!0―0の7回17号2ラン「赤星が頑張っていたので点を取ってあげたいと」

[ 2022年9月4日 19:50 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2022年9月4日    甲子園 )

<神・巨>7回無死一塁、中田は2点本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 巨人の中田翔内野手(33)が阪神戦(甲子園)で6試合ぶりとなる17号2ラン。0―0のまま入った7回、ついに先制の2点をチームにもたらした。

 8月11日の中日戦(バンテリンD)から第91代4番に座り、この日も21試合連続の「4番・一塁」で先発出場。阪神・西純、巨人・赤星の息詰まる投手戦で0―0のまま迎えた7回だった。

 6回までチームがわずか1安打に抑えられていた西純からこの回先頭の3番・丸がストレートの四球を選んで出塁すると、ベンチの原監督は代走・増田大をコール。指揮官が丸に代走を出してまで1点に対する執着心を見せると、ここで打席に入った中田は初球を叩いた。西純が投じた内角フォークボールを完璧に捉えると、打球は巨人ファンの待つ左翼スタンドへ。マウンドの西純はぼう然とした表情で首をひねり、6回まで無失点好投を見せていた赤星はベンチでうれしそうに笑みを浮かべた。

 中田の本塁打は8月27日の広島戦(マツダ)で相手先発右腕・遠藤から4回に逆転2ランを放って以来6試合ぶり。4番に座ってからはこれで4発目となった。8月23日の中日戦(東京D)では平成生まれ初、史上47人目となる通算1000打点を達成している中田。甲子園で見せたさすがの存在感だった。

 ▼中田 甘く入ってきたボールを自分のスイングでしっかりと捉えることができました。赤星が頑張っていたので点を取ってあげたいと思っていました。ホームランになって良かったです。

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