巨人・桑田コーチ「すごくいいことだね、と」 赤星が申し出た調整法変更を快諾、6回零封に導く

[ 2022年9月4日 22:01 ]

セ・リーグ   巨人2―0阪神 ( 2022年9月4日    甲子園 )

巨人の桑田投手チーフコーチ
Photo By スポニチ

 巨人のドラフト3位右腕、赤星優志投手(23=日大)が阪神戦(甲子園)で6回6安打無失点と好投し、6月9日の西武戦(ベルーナD)以来87日ぶりとなるプロ4勝目(5敗)をマークした。プロ4勝のうち3勝が阪神戦という“虎キラー”誕生。“師匠”でもある桑田真澄投手チーフコーチ(54)が試合後、赤星について語った。

 ――赤星の投球について。

 「18試合ですかね、中継ぎで。“色々勉強しよう”と。“中継ぎをやることで学ぶこともたくさんあるから”ということでね。本人もずっと先発をしたかったんですけど、彼と話をして。チーム状況がこういうことなんで“中継ぎ入ってくれ”ということで。中継ぎで18登板だったかな?それで前回の先発はなかなかやっぱり、中継ぎで1イニングか2イニングだったので、長いイニング投げるのが、ちょっと感覚が戻ってなかったみたいで。きょうはそういう反省から、ちょっと球数をたくさん投げるようにして調整してきたので。非常にきょうは安心して見ていられる内容でしたね」

 ――登板間にたくさん投げるように?

 「登板間に、ですね。はい。そうですね。先発をするのでちょっと多めに投げたいという本人の考えで。“すごくいいことだね”ということで、球数を増やしてきたんですけどね。(きょうは)73球だったんでね、もうちょっと投げさせてあげたかったんですけど、そこはしょうがないですよね」

 ――具体的に中継ぎを経験したことで力になったことは?

 「いろんなことを学ぶと思うんですけどね。1本のヒットも許すことはできないとかね。ランナー背負ってからいくということで、常にピンチの状態でいくとかですね。そういったことも、すごく勉強になったと思うので。(3回に)2死から一、三塁になったり、そういうときも、途中から中継ぎでいくのがすごくプラスになってるんじゃないかと思いますけどね。粘れるようになりましたよね、はい」

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月4日のニュース