ヤクルト村上“ゴジラ超え”51号2ランで反撃の狼煙! 日本人では85年落合以来37年ぶり

[ 2022年9月4日 20:27 ]

セ・リーグ   ヤクルトー中日 ( 2022年9月4日    神宮 )

<ヤ・中>6回1死一塁、村上は中越え2ラン(撮影・小海途 良幹)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)は4日の中日戦(神宮)に「4番・三塁」で先発出場。第3打席に日本人として1985年落合博満(ロッテ)が52本塁打して以来37年ぶりとなる51号本塁打を放った。

 村上の快進撃は止まらない。この日は中日先発・高橋宏との対戦で2回の第1打席はストレートの四球により出塁。4回の第2打席は無死二塁のチャンスだったが5球目、真ん中高め151キロの速球に空振り三振に倒れた。

 それでも1―6とリードを許した6回の第3打席に中日先発・高橋宏から51号2ランを放ち、反撃の狼煙(のろし)。同じ背番号「55」で目標としてきた“ゴジラ超え”をついに達成し「打ったのはフォークです。流れを引き戻したいと思い打席に入りました。2点返せてよかったです。逆転できるように頑張ります」とコメントした。

 村上は2日の中日戦では第2打席目に決勝3ランを放ち、2002年松井秀喜(巨人)以来20年ぶりとなる日本人シーズン50本塁打を達成。シーズン119試合目での大台は、13年バレンティン(ヤクルト)の111試合、02年カブレラ(西武)の117試合に次ぐ、歴代3位の速さで到達。日本人選手としては、64年王貞治(巨人)、86年落合博満(ロッテ)の122試合目を抜き、日本人歴代最速の記録となった。

 前日3日の同カードでは近本、中野(ともに阪神)に並ぶ今季セ・リーグ最多タイとなる13度目の3安打猛打賞を記録。打率も.341に上げ、2位・大島(中日=打率.324)との差を1分7厘差に広げリーグ首位を快走。50本塁打、123打点は2位に大差をつけ首位独走のため史上最年少3冠王へ向け前進した。

 そしてこの日はシーズン51本塁打を放ち、1950年小鶴誠(松竹)らと並び歴代8位タイ、史上9人目の快挙を達成。1963年野村克也(南海)、1985年落合博満(ロッテ)が記録した歴代6位タイの52本塁打にもあと1。シーズン60本塁打ペースを維持し、2013年バレンティン(ヤクルト)の歴代最多60号到達にも期待が高まってきた。

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