大商大が2連勝で勝ち点獲得 来秋ドラフト候補左腕・高太一が8回1安打無失点の好救援

[ 2022年9月4日 17:12 ]

関西六大学野球秋季リーグ 第1節2回戦   大商大5―2京産大 ( 2022年9月4日    南港中央球場 )

<大商大・京産大>2回から救援し、8回を1安打無失点と好投した大商大・高太一
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 大商大が京産大に逆転勝ちし、2連勝で勝ち点を獲得した。1―2の2回から登板した高太一投手(3年)が8イニングを1安打無四球無失点に抑える好救援を見せた。

 「球速は意識せず、コントロールとボールのスピンを意識して投げました」

 言葉通りに抜群の制球力を見せた。登板した2回1死から遊撃内野安打を許したが、その後は打者19人連続でアウト。8回2死から失策で許した走者も盗塁死となり、8イニングを打者25人斬りという完璧な内容。カウント3ボールになったのは一度もなかった。

 前日3日の開幕戦では、侍ジャパン大学代表にも選出された上田大河投手(3年)が完封勝利を挙げた。「昨日もいいピッチングをしていたし、自分も上田に負けないように取り組んでいる」と、同期右腕の活躍を刺激にして、好投につなげた。

 9月1日付でプロ志望届を提出した伊原陵人投手(4年)は、今節のベンチ入りを外れたが「自分も下級生の時から投げさせてもらっていた。チーム力が上がることを考えれば、年下の投手が結果を残してくれるのはうれしい」と連勝発進に笑顔。選手層の厚さを感じさせる快勝だった。

 ◇高 太一(たか・たいち)2001年(平13)7月26日生まれ、愛媛県新居浜市出身の21歳。船木小2年から船木パイレーツで野球を始め、船木中では今治中央ボーイズに所属。広陵では3年春から背番号17でベンチ入りし選抜出場。大商大では1年秋からリーグ戦登板。1メートル80、77キロ。左投げ左打ち。

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2022年9月4日のニュース