大谷の160キロ超ツーシームに指揮官「ホームプレート上で40センチ以上動く…打つのは難しい」

[ 2022年9月4日 16:56 ]

ア・リーグ ( 2022年9月3日    エンゼルス2―1アストロズ )

エンゼルス・ネビン監督代行(撮影・大森 寛明)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は3日(日本時間4日)、本拠地エンゼルスタジアムでのアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で今季23度目の投打同時出場。投げては、今季最多の111球を投げて8回1失点、ベーブ・ルース以来2人目のメジャー通算400奪三振、100本塁打を達成した。規定投球回にあと26イニングに迫った。打線の援護がなく、勝敗はつかなかった。打っては4打数無安打1四球(申告敬遠)。エ軍は延長12回にダフィーの中前適時打でサヨナラ勝ちした。

 大谷は、今季12勝目に向けてマウンドに上がり、3回に先頭のマティエビッチから、この日3個目の三振を奪い、メジャー通算400奪三振に到達。メジャーで通算400奪三振と100本塁打を達成したのは大谷とベーブ・ルースだけで、ルースは通算714本塁打、488奪三振をマークしている。結局、今季最多の111球を投げて8回6安打1失点、5奪三振。援護なく勝敗はつかなかったが、年間投球回数は、昨季の130回1/3を上回って自己最高の136回となり、規定投球回数に到達。シーズン規定投球回到達にもあと26イニングと迫った。この日の試合を終えて、通算成績は、投手は23試合で11勝8敗、防御率2・58。打者は129試合で477打数127安打、打率・266、30本塁打、82打点、11盗塁となった。次回登板は、中6日で10日(同11)のアストロズ戦になる予定になっている。

 この日、大谷はツーシームをこれまでで最多の18球投げ、最速は100マイル(約160・93キロ)をマーク。ネビン監督代行は試合後、「試合中、大谷は“俺のツーシームはエグい”と言っていた」と明かし、「98、99マイル(約158~159キロ)の球が、ホームプレート上で17~18インチ(約43~46センチ)動くんだから、打つのは難しい。特に右打者はね」と指摘。「全体的にも素晴らしい投球だった。私から見て、今季最高のだった」と絶賛した。

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