大谷翔平 「安定して健康にマウンドに上がれているということ」年間規定投球回数まであと26イニング

[ 2022年9月4日 16:17 ]

ア・リーグ ( 2022年9月3日    エンゼルス2―1アストロズ )

<エンゼルス・アストロズ>5回、適時打を許して悔しがる大谷(撮影・白鳥 佳樹)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は3日(日本時間4日)、本拠地エンゼルスタジアムでのアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で今季23度目の投打同時出場。投げては、今季最多の111球を投げて8回1失点、ベーブ・ルース以来2人目のメジャー通算400奪三振、100本塁打を達成した。規定投球回にあと26イニングに迫った。打線の援護がなく、勝敗はつかなかった。打っては4打数無安打1四球(申告敬遠)。エ軍は延長12回にダフィーの中前適時打でサヨナラ勝ちした。

 大谷は、今季12勝目に向けてマウンドに上がり、3回に先頭のマティエビッチから、この日3個目の三振を奪い、メジャー通算400奪三振に到達。メジャーで通算400奪三振と100本塁打を達成したのは大谷とベーブ・ルースだけで、ルースは通算714本塁打、488奪三振をマークしている。結局、今季最多の111球を投げて8回6安打1失点、5奪三振。援護なく勝敗はつかなかったが、年間投球回数は、昨季の130回1/3を上回って自己最高の136回となり、規定投球回数に到達。シーズン規定投球回到達にもあと26イニングと迫った。この日の試合を終えて、通算成績は、投手は23試合で11勝8敗、防御率2・58。打者は129試合で477打数127安打、打率・266、30本塁打、82打点、11盗塁となった。次回登板は、中6日で10日(同11)のアストロズ戦になる予定になっている。

 試合後、大谷はこの日の投球を振り返り、「いい打線なので、1人1人切っていくだけなので、長い回を投げられればいいなと思っていた。結果的にそうなってよかったかなと思います。外野手もそうですし、内野手も難しい打球が多かったと思うんですけど、アウトにしてくれて、球数もその分抑えられて、助けられたなと思います」とバックに感謝。

 前回登板は7回無失点で、この日は8回1失点と長いイニングを投げていることには「それだけ投げれているということ、それだけ安定して健康にマウンドに上がれているということなので。最終的にもっともっと伸びてくれればいいなと思いますけど。今の予定のまましっかり投げられることを考えて投げたいなと思います。(長いイニングは)たまたまですかね。その分、奪三振は捨てていますし、そのなかで四球がないのが一番いいところかなと思うので。球数が増えない条件としては四球はなるべく出さない方が長い回は投げられるので。そこらへんは良かったかなと思います」と話した。

 年間規定投球回到達には「残り数試合。まず今までの予定通りにしっかりとコンディションを整えて毎試合投げられるっていうのが一番の目標なので、その中でよし悪しは必ず出てきますけど。今日みたいに長い回を投げられれば勝つチャンス多くなるので、そこ目指して頑張りたいなと思います」と表情を引き締めていた。

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