西武・栗山とともに歩み進めた「栗メーター」 途方もない数字を…偉業達成後も追いかける

[ 2021年9月26日 09:00 ]

通算2000安打を達成してボードを掲げる西武・栗山
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 西武の栗山巧外野手(38)が、4日の楽天戦で通算2000安打を達成した。敵地・仙台の観衆はわずか5088人。西武の生え抜きとしては初の偉業。願わくば本拠地で、そしてコロナ禍でなく、大観衆の前で達成してほしかったが、栗山ファンにとっては至福の瞬間となった。

 熱狂的なファンの一人で、記録が迫るにつれ、時の人となったのは通称「栗山お姉さん」。元々は他球団のファンだったが、日本一に輝いた08年に西武ファンかつ、栗山ファンだった旦那さんに連れられ西武戦を観戦。「顔もかっこいいし、熱いところとかプレーもすごい。なんだこの人は」と衝撃を受けた。以降は仕事のスタイルを変えて本拠地は、ほぼ毎試合観戦。ビジター球場にも可能な限り足を運んでいる。

 「栗メーター」を始めたのは19年。石毛宏典のもっていた球団通算最多安打1806本の更新に合わせて、1800本からカウントアップ。新記録達成後も周囲の仲間から「続けた方がいい」と言われ、栗山とともに歩みを進めてきた。当初、「栗メーター」の数字部分は両面テープ式のため、時間がかかり、入れ替えている間に試合が進んだ。オフのイベントで栗山に会った際にその旨を伝えると「あとでゆっくりやっていいんで、野球をちゃんと見てくださいね」と言われ、磁石式へと改良を遂げた。

 栗山お姉さんは「先輩ファン」への思いも明かす。「栗山さんはプロ20年目。この間に結婚、出産をして、今年は子どもが受験なので厳しいけど“栗山さんの2000本だけは来る”というファンの方、背番号52の頃から応援している方もいる。もちろん若いファンも一杯いる。本当にすごいですよね」。

 栗をかたどった「栗メーター」はグラウンド上からも目立つ。「数字が見えて進まないときは、進めたいなと思っている」と栗山が話していたことを人づてに聞き、励みになった。「2000で終わりじゃない。3000まで打ってほしい。引退までやります」。途方もない数字を「背番号1」とともに追いかける。(記者コラム・花里 雄太)

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